社会三重県
鳥葉水族館のラッコ死ぬ 国内の飼育は1頭のみに
三重県の鳥葉水族館で5日、飼育されていた18歳のラッコが死んだ。これにより、国内で飼育されているラッコは22歳の1頭だけとなった。
ラッコはかつて国内の多くの水族館で飼育され、来館者の人気を集めてきた。しかし、野生個体の輸入が難しくなり、国内での繁殖も進まなかったことから、飼育数は年々減少していた。今回死んだラッコも高齢で、同館は体調に配慮しながら飼育を続けていたという。
同館の担当者は「長い間、多くの来館者に親しまれてきた。最後まで見守ってくださった皆さまに感謝したい」と話した。来館した市民からは「何度も会いに来ていたので寂しい」との声が聞かれた。
国内でラッコを直接見られる機会はさらに限られることになり、ラッコを目当てに水族館を訪れていた家族連れなどにとっては、身近な場所で観察することが一層難しくなる。関係者の間では、ラッコの飼育や展示のあり方をめぐり、今後の対応を検討する動きもあるという。