企業全国
日本製銑、今期最終利益予想を52%上方修正
日本製銑は2026年11月5日、今期の最終利益予想を従来の2900億円から4400億円へ引き上げると発表した。上方修正の幅は1500億円で、従来予想に比べ52%の増額となる。
同社の担当者は、事業環境の変化を踏まえて業績の見通しを見直したと説明した。鉄鋼は自動車や建設、家電など幅広い産業を支える基礎素材であり、大手の業績見通しは、取引先企業や関連業界の動向を映す指標の一つとして注目されている。
市場関係者からは、今回の修正が今後の設備投資や株主への還元の方針にどう反映されるかを見極めたいとの声が出ている。取引先の製造業の関係者は、鋼材の調達条件にどのような影響が出るかを注視しているという。
鋼材の価格や供給の動向は、自動車や住宅、家電製品の価格を通じて家計にも及ぶ可能性がある。同社は今後、通期の業績の進み具合を順次公表するとしている。